はじめまして。
私は3人の子供を抱えながらフルタイムで働くワーママです。
オモチャや洗濯物で部屋が散乱し、毎日その日の「片付け」ばかりに時間をとられて時間も体力も削られ疲弊していました。
こんな状況に共感する方も多いのではないでしょうか。
もし、私にお金があったら家事代行に依頼して快適さを保つことができたのかもしれませんが、実際そんな余裕はありません。
では、どうしたらお金をかけずに快適に、そして自分の時間をつくることができるのか?
模索してきました。
家の中を理想の空間にしたくて、整理収納の勉強をしたり、断捨離を実行してきました。
そして、今では片付ける時間を今までの半分に減らし、自分の時間を確保することができています。
そんな私がどういう人間で、どのようにして日常の空間を快適にしてきたのかお話していきます。
家の中を整えることにより視野が広がり、新しい出会いがあり、さらには在宅ワークで副業を始めるようになった経緯も一緒にお話ししていきますね。
基本情報
- 名前:かえ
- 出身地:京都の田舎
- 職業:管理栄養士(介護福祉施設)
- 趣味:暮らしの効率化を考えること、インテリアの本を読む、手紙を書く
- 家族構成:夫、子ども3人(小4女子、小2男子、保育園年中男子)
オモチャを買ってもらった記憶がない幼少期
信号機もない、京都の田舎で地域で理容室を営むおおらかな父と養護学校教諭の堅実で優しい母のもとに3人兄弟の2番目として生まれる。
オモチャを買ってもらった記憶がないというのは、貧しかったからではなく「外で遊んでおいで」という親の意向(?)だったから。
地元の小学校は少ない時で全校児童18名。同級生は私と男の子の2人だけ。
そして、私が小学6年生の時、小学校は廃校となりました。
中学校:友達関係の楽しさと難しさを知る
中学では同級生2人から40人クラスになり、同級生の女友達ができたことが何よりうれしかったです。
友達と何かをすることが一番楽しい時期。
クラスでは学級委員長や合唱の指揮者を率先して挑戦。
女子の中では「文通」が流行り、複数の友達と文通をしていました。
そんな中、ある友達との手紙のやりとりを他の友達に見せた事がきっかけで、関係に亀裂が入る。
負の噂は出回るスピードが本当に速く、翌日にはクラス大半の女子を敵に回す事態に、、、。
理由は「手紙の内容を他の人に見せた」から。内容はそんな重要ではなかったように思いますが、その行動が地雷を踏んでしまったのです。
冷たい視線に耐える日々の始まり
中学生女子あるあるのいじめ(無言で睨まれる、無視される)を受け、
みんなが私以外の子を誘って教室を一斉に出ていった場面は今でも鮮明に覚えています。
あぁ、、ひとりになってしまった。
その時、泣いたのか泣かなかったのかすら覚えていません。
しかし、そんな状況でも変わらず声をかけてくれる友達も現れ、なんとか学校を休むことなく行くことができました。
状況をよく知らないまま、周りに流されて無視をしていた友達たちは、事情がわかるにつれ無視することをやめ、普段通りに戻ってくれました。
結局、関係をこじらせた友達は他の友達ともトラブルになり、不登校になったり相談室(スクールカウンセラーの先生がいる場所)にしばらく通ったりしていたようです。後に家庭環境が良くなかったことも知りました。結局、その後は話すこともなく、いわゆる絶交の関係に。
いじめられっこになって学んだ事
・自分の行動を間違えると、相手を敵に回してしまう。
・人間には表と裏がある。
・ピンチの時にも寄り添ってくれるのが本当の友達。
無視された期間は3カ月程度でしたが、これらは、いじめられっこの立場になって学んだ事です。
私が「物事を一歩引いて全体をみる」ようになったきっかけと言えます。
高校時代:自分の得意を知る

何の迷いもなく地元の公立高校に進学。
勉強もそれなりに頑張り、ソフトテニス部に入部。最終副キャプテンを務める。
下級生の指導役をしたり、天然キャラのキャプテンをフォローしたりと2番手として動くことが自分には合っていると感じた部活でした。
1番ではない、2番手の魅力。
特に注目されない、でも大事なポジション。縁の下の力持ち。
部の中で、陽キャラ部員と合わない陰キャラ部員を見つけると 声をかけて話を聞く。
それを繰り返す。
すると仲良くなる。
「かえちぃ(当時のニックネーム)やし言うけどなぁ、、、。」と心の内を話してくれるようになったのがとても嬉しかった。みんなが過ごしやすい環境を作れたらいいなぁ、、と漠然と考えていました。
学園祭では毎年創作ダンスに参加し、憧れの先輩と同じチームになったり、褒めてもらったりすることで自分に自信を持つ。
ダンスをした経験が人生の中でも一番充実していた時かもしれない。
中学時代の経験を活かし(?)、波長が合わない人と関わる事は避けたおかげで、トラブルに巻き込まれることはありませんでした、、、!(拍手!)
大学時代:「今日食べているものが明日の自分をつくる」の言葉で栄養士へ
何かのCMで流れていた言葉。
「今日食べているものが明日の自分をつくる」
という言葉に激しく共感した私は、日々何を食べるかで未来の体が変わる。それならば食について知りたい!と思い、栄養士の資格がとれる学校を受験。
第一志望ではなかったものの、念願の栄養士コースに入学。
大学は奈良でしたが、京都で一人暮らしをして通うことに。
土地80坪・建坪50坪の祖母が残してくれた一軒家(実家から車で30分の距離)に住み、電車で片道1時間半かけて奈良の大学に通いました。
親の安心感と費用を考えての結果でした。
実家から近いのは助かることも多かったですが、やはり毎日眠気と戦いながらの通学は苦痛でした。
課題・アルバイト・教習所など、、。
栄養士コースは課題も多く、キラキラとした楽しいだけの大学生生活とはかけ離れていました。大学生からやり直していいよと言われても戻りたくはありません。
そして、就職活動は栄養士の資格を活かして働ける会社に絞り応募。
そして驚くべきは、100人近く栄養士コースにいましたが就活で栄養士として就職したのはわずか10%程度だったこと。
半年で100万円ほどの学費なのに、一般企業に就職していく周りの友達をみてただただ驚きでした。
社会人:理想と違った栄養士職
栄養士の資格をいかして、国内大手の委託の給食会社に無事就職。
就職氷河期ではあったものの委託給食業界は常に人員不足のためか何社か内定をいただくことができました。
栄養士と言えば「献立作成」「栄養指導」が王道と思われるかもしれませんが、実際には調理方法や調理工程を知っていないとまともな献立がたてられない。
、、俗にいう
”話にならない栄養士”
になるとのこと。
最初の数年は下積み時代と覚悟して現場業務に従事しました。昼間は現場で盛り付け・洗浄。
「栄養士」じゃなくてもできるんじゃ、、、。
と思うことも多々ありました。
事務作業は定時を過ぎてからが当たり前。
夜9時頃まで残業することもあり、疲弊する日々。
しかし、周りの人も同じように残業していたし
それが普通だと思っていました。
結婚・出産。3児のママに。
新卒で入った先で調理師をしていたのが4歳年上の主人です。
職場結婚し、京都から滋賀に引っ越し。仕事を辞める気はなく、残業もしていました。
しかし妊娠がわかり、妊婦になっても働ける働き方を考えなければいけない時期がきました。
栄養士職で現場で働いていると、重いもの(大鍋や大量の食材)を持つことが多いため、その業務は当たらないよう現場では盛り付けメインに。
デスクワーク中心にしてもらい、産休に入る日まで働くことができました。
そして、初めての出産。今まで仕事中心の生活だったのが、赤ちゃんと一緒の生活になり違う忙しさに右往左往する日々でした。
2年後に第2子出産、さらにその3年後に第3子出産。漠然と子どもは3人欲しいと思っていたことが現実になりました。
子どもが生まれても仕事は続けたい。
仕事を「やめる」選択肢すらないくらい、仕事復帰は私の中では当たり前の選択でした。
しかし、子育てと仕事の両立は完璧主義よりの私にとって想像以上に疲弊する毎日でした。
充実した日々のはずが、、あれ、自分の時間がない!!
自分が望んで続けてきた仕事。
自分が望んで産んだ子ども。
全部自分が望んだことが叶っているのに、辛い。。
今では夫も転職をして夕食は家族で食べられる日々ですが、それが実現するまでは仕事と3人ワンオペでした。
朝は7時45分には家を出発し、8時半には出社。
仕事をもっとしたいけれど、保育園のお迎えには私が行かなくてはなりません。
6時半ころに家に帰り、夕飯を作り、子どもに夕飯を食べさせお風呂に入れる、、。
子どもの成長のためにも21時までには寝かせてあげたい。寝てほしい。
部屋はお絵描き帳やブロック・電車のレールなど様々なオモチャや脱ぎ散らかした服で散乱しています。一緒に遊んであげる余裕もなく、とにかく「早く」と子どもにも自分にもプレッシャーをかけていました。
一番ストレスがかかったのが「片付け」です。
細かい子どものおもちゃや日用品を片付けるのが本当に苦痛でした。
そして、週の大半が部屋が散らかったままの状態でした。
極端な話、「散らかっていても死なない」と思っていたからです。(笑)
それよりも子どもを早く寝かせたかった。
睡眠不足でグズると本当にやっかいだからです。
でも、子どもは睡眠時間が十分にとれていてもグズる時はグズります。
子育てって、本当に自分がどんなに頑張ってもどうにもならないことがある。
心底思いました。その、時々の変化を楽しめる人ももちろんいるのでしょうが、
当時の私にそんな余裕はありませんでした。
そんな中、世の中では「片付け」ブーム到来。
「片付け」をすると人生が好転する?
お金がたまる?
そんなことあるの?
私はそんな気持ちと、現状から抜け出したい気持ちとで片付けに取り組んでみることにしたのです。
私が片付けや断捨離と通してどのように自分の理想の空間・暮らしを実現させてきたのか紹介していきますね。
きっと、世の中の頑張りすぎているママは多いのではないでしょうか。
少しでも、そんな方たちの参考になれば嬉しく思います。